タイヤの種類・使用頻度や走行方法によってタイヤの減り方は異なりますが、タイヤ交換の周期は走行距離約30,000kmといわれています。、年間10,000km走るとして3年がタイヤ交換の目安となります。
安全なタイヤで走行するために、タイヤ全体の劣化や損傷具合を点検し確認してみましょう。
タイヤには溝の深さが残り1.6mmになると表れる、スリップサインが設けられています。
このスリップサインが出たらタイヤ交換が必要です。すり減ったタイヤで走ると、雨の日等にハンドルやブレーキが効かなくなるハイドロプレーニング現象が発生し危険です。また、スリップサインが一箇所でも出ると、使用してはいけないことが法律で定められています。走行前にはタイヤの残り溝をチェックしましょう。
タイヤはゴム製品ですから、あまり車に乗らない方でも経年劣化します。車種や使用状況により異なりますが、3~5年くらいで、タイヤの表面にヒビやしわが入ってきます。
ひび割れが出ると、ゴムの柔軟性がなくなり空気漏れや走行中にバースト(破裂)などの恐れがあります。タイヤの溝の有無に関係なく、3~5年経過したらタイヤ交換時期と考えましょう。
サイドウォールの一部に、盛り上がったような変形を見つけたら至急タイヤ交換を行って下さい。この変形を「ピンチカット」と呼び、縁石に強く乗り上げた時などに、サイドウォール部が衝撃を受け、タイヤ内部のコードが切れている状態です。そのまま走行を続けると大変危険です。
タイヤの溝の深さが半分になると露出するプラットフォームを、トレッド(接地)面の溝内に設けています。タイヤサイド部の4ヶ所に表示された矢印が目印になります。スタッドレスタイヤは指で押して弾力がない場合、十分な性能を発揮できませんので、溝があっても寿命になります。スタッドレスタイヤは新品時の溝の深さの50%になると、冬用タイヤとして使えませんので、プラットフォームを定期的にチェックしましょう。