タイヤの空気圧は、車種やタイヤによって適正値が変わります。
その適正値を維持することで、タイヤが持つ性能を最大限に活かすことが出来ます。自動車の性能も、タイヤの空気圧が適正値であることが前提で算出・計測されています。
空気圧は少なくても、多すぎても、タイヤには悪影響を及ぼしてしまいます。また、一度適正値にしたとしても徐々に空気圧は低下しますので、最低でも月に一度は点検をして適正値を保つよう心がけましょう。
忘れがちですが、緊急用のスペアタイヤも、いざという時にきちんと使えるように空気圧をチェックしておきましょう。
タイヤのサイズが同じでも、車によって適正空気圧が異なる場合があります。自動車メーカーによって純正タイヤの適正空気圧は決められており、「指定空気圧」と呼ばれています。「指定空気圧」は運転席ドア開口部などに表示されていますので、ご確認ください。
ただし、新車に装着されている純正タイヤ以外のタイヤを装着する場合は、適正
空気圧に調整する必要がありますので、
当店にご相談ください。
タイヤの空気圧が多いと・・・
・センター部の偏摩耗が発生しやすい。
・小さな段差でも跳ねる感じになり、乗り心地に影響します。
・キズを受けやすくなり、コード切れやバーストに至る場合があります。
タイヤ空気圧が不足すると・・・
・両肩減り摩耗が発生しやすくタイヤが長持ちしない。
・発熱による損傷(ヒートセパレーション)が起こりやすい。
・ハイドロプレーニングが起こりやすくなる。
・タイヤのたわみが増えて、燃費が悪くなってしまいます。
・操縦安定性を損ないます。
空気中に含まれる約78%の窒素は酸素に比べて、ゴム分子の隙間を通り抜けにくいという性質があります。
その性質を活かして、窒素のみをタイヤに充填することによって、自然な空気圧の低下をしにくくするということが可能になります。乗用車用タイヤ以外にも、安全性を追求する航空機用タイヤや走行性を重視するレース用タイヤにも窒素ガスが充填されています。
◆ 窒素ガスのメリット
・窒素は、酸素よりゴムを通りにくいので、空気圧が低下しにくい。
・水分を含まないので、温度が上昇しても、空気圧の変化が少ない。
・酸素や水分を含まない不活性ガスのため、タイヤとホイールが傷みにくい。
◆ さらに、空気圧が低下しにくく適正な空気圧が長持ちするため
・摩耗・偏摩耗が減少 ・燃費の低下を抑制 ・空気圧力不足によるタイヤ損傷の発生を低減
などのメリットにも繋がっていきます。
窒素ガス充填機です。